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脳梗塞・脳出血によるめまいの発生

耳鳴り

 

脳の病気としてまず挙がるのが、脳血管障害による病気、具体的には、脳梗塞・脳出血です。脳梗塞は、脳に血栓ができたり、血管が狭くなったりといった原因により、脳の一部に血液が供給されにくくなります。その結果、酸素不足や栄養不足に陥り、その状態が続くとその部分が壊死してしまいます。

 

 

脳出血では、脳の血管が破れて脳内に血液が広がり、機能障害を引き起こします。

 

 

脳梗塞・脳出血とも、発生部位が人間の生命活動を司る重要部位の場合であったり、あるいは、広範囲にわたって壊死や出血が生じると、死に至る可能性が高い大変重篤な病気です。

 

ただし、発生部位や範囲によっては影響が一部分に留まり、一命は取り留めるケースも多いです。しかし、その場合でも、発生部位には脳機能障害が発生し、その障害によって視神経や平衡感覚を司る神経系統に影響が及ぶと、それが、めまいという形になって症状が現れることになります。

脳腫瘍の存在もめまいの一つの原因

脳血管障害と並ぶ脳の病気が、脳腫瘍です。脳腫瘍には、脳内で自然的に発生する原発性のものと、脳以外の体の部位で発生したガンが脳に転移して生じる転移性のものの2種類があります。

 

 

また、体内の他の部位に発生する腫瘍と同様、正常細胞との間の境界が明確で、進行速度も遅い良性の腫瘍と、正常細胞との間が明確でない湿潤性を持ち、進行速度が異常に速い悪性の腫瘍とがあります。

 

 

良性の腫瘍は、あまり悪さをしないため、基本的には放置しておいても命にかかわる危険性は低いです。ただし、脳は頭蓋骨という硬い骨に覆われているため、良性腫瘍が大きくなってくると、脳の一部が圧迫されることによってめまいなどの症状を引き起こす可能性はあります。その場合は手術で摘出することも選択肢に入ってきます。

 

一方、悪性腫瘍は、放置しておくと脳内でどんどん広がっていく危険性があることから、めまいの症状にかかわらず、速やかに何らかの処置を行うことが必要です。手術で摘出するのが好ましいですが、取りきれない場合は化学療法や放射線療法を併用します。

椎骨脳底動脈循環不全症という病気が原因の場合もある

めまいを引き起こす脳の病気はこれだけではありません。あまり耳慣れない病気かもしれませんが、例えば、椎骨脳底動脈循環不全症という病気があります。首の後ろ側に、椎骨脳底動脈という血管があり、この血管で心臓から脳へ血液を送っています。

 

この血管が細い、あるいは、血管内を血液が流れにくいなどの原因によって、脳へ供給される血液が少なくなることで、めまいや立ちくらみなどを引き起こします。

 

 

この病気による症状発現は一時的なことが多く、長時間継続することはまれです。また、首の後ろにある血管であるため、首を回したときなどに、めまいや立ちくらみが起こりやすいのが特徴です。

 

 

この病気自体はそれほど重度のものではありませんが、脳の血液が供給されにくいというために、将来的な脳梗塞を引き起こす可能性があります。あまりにも頻繁に症状が起こる場合には、脳梗塞の予防のためにも治療を行うことが望まれます。